永代供養は、子々孫々の代まで先祖を祀り供養することです。そして、様々な事情で通常のお墓をご用意できない方、維持できない方などを対象にされています。しかし、寺院・霊園等が50回忌等までといった内規がある場合が多く、言葉どおりの「永代」でない。この場合、永代は「永久」を指すのではなく、「永い代」と解釈すべきであります。また、残念な事に霊園の倒産、寺院の廃寺などにより、この「永代」も保証されるわけではありませんし、一般の墓地等もこれに相当します。ですから、永代供養墓も通常の墓地と同じように自分が最後に落ち着く場所になります。亡くなったら、あの寺の、あの和尚さんの、あの場所に入れるから大丈夫。と安心して暮らしていくには、供養料だけではなく、どういう場所に入るのか、どのような供養をしてくれるのか、またどのような和尚に供養してもらうのかなど、じっくり考えることが必要です。 私の寺にも永代供養塔を建立したいと思っていますが、まだ予算が有りませんので、希望者が集まり建立する縁が出来ることを願っています。